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糖尿病についてDM

糖尿病は体が必要とするインスリンを十分に産生できなかったり、作用が低下して、血糖(ブドウ糖)値が異常に高くなる病気です。

排尿が増加し、のどが渇き、減量しようとしていないのに体重が減少する。

神経を損傷し、感覚に問題が生じる。

血管を損傷し、心臓発作、脳卒中、腎不全のリスクを高める。

糖尿病の診断は、血糖値又は、糖尿病特有の合併症の有無で下される。

糖尿病の人は、適量のカロリーを設定した食事をとり、運動を行い、時には薬物治療の必要がある。


糖尿病の分類

前糖尿病:

前糖尿病は、血糖値が正常よりも高いが、 糖尿病というほどには高くない状態です。空腹時血糖値が110〜126mg/dLの範囲にあるか、 またはブドウ糖負荷試験の2時間後の血糖値が140〜200mg/dLの範囲にある人は、前糖尿病に該当します。 前糖尿病は将来に糖尿病と心疾患を起こすリスクを高めるため、この病態の人を特定することは重要です。

1型:

1型糖尿病(以前はインスリン依存性糖尿病あるいは若年性糖尿病)では、 膵臓のインスリン産生細胞の90%以上が破壊されて回復不能になります。そのため、膵臓はインスリンをほとんど、 あるいは完全につくれなくなります。米国では糖尿病の人のうち約10%が1型です。1型糖尿病は多くが30歳前に発症します。

2型:

2型糖尿病(以前はインスリン非依存性糖尿病あるいはMODY)では、 膵臓はインスリンをつくり続けていて、ときには正常値より高い場合さえあります。しかし、体がインスリンの作用に抵抗性を示し、 その結果、体内のインスリンだけでは体の必要性を満たすことができなくなります。

かつては2型糖尿病は小児期や青年期ではまれでしたが、最近ではよくある病気になってきています。とはいうものの、 通常は30歳以上の人に発症し、年齢が高くなるにつれて多くなります。70代以上では約15%の人が2型糖尿病です。 特定の人種や文化圏に属している人は2型糖尿病になるリスクが高いことが知られています。たとえば、黒人やアメリカ先住民、 ヒスパニック系で米国に住んでいる人はリスクが2〜3倍も高くなります。2型糖尿病も遺伝する傾向にあります。

肥満は2型糖尿病発症の主な危険因子であり、この病気の人の80〜90%が肥満です。これは肥満によってインスリン抵抗性が引き起こされるためで、 肥満の人は正常な血糖値を維持するのに大量のインスリンが必要になります。

特定の疾患や薬が体内でのインスリンの使い方に影響し、2型糖尿病を誘発することがあります。インスリンの使い方が変わる原因になることが多いのは、 コルチコステロイドの高値(クッシング病やコルチコステロイド薬の使用による)と妊娠(妊娠糖尿病?妊娠時に起こる病気)です。 糖尿病は成長ホルモンが過剰につくられてしまう人(先端巨大症)や特定のホルモン分泌腫瘍がある人にも起こります。重症あるいは再発性の膵炎や、 膵臓に直接損傷を与える他の疾患も糖尿病を引き起こします。


症状

1型糖尿病も2型糖尿病も症状は非常に似ています。最初に、高血糖の直接的な影響に関係した症状が現れます。 血糖値が160〜180mg/dLを超えると、尿中に糖が出てきます。尿中の糖の値がさらに高くなると、腎臓が大量の糖を希釈するために余分な水分を排出します。 腎臓が尿を過剰につくるので、糖尿病の人は大量の排尿が頻繁にあります(多尿症)。過剰な排尿により、異常なのどの渇きが生じます(多飲症)。 さらにカロリーの多くが尿で失われるため体重が減り、その代償として強い空腹感を感じます。その他の症状に、眼のかすみ、眠気、吐き気、運動中の持久力の低下があります。

1型:

1型糖尿病の症状はしばしば突然、劇的に始まります。糖尿病性ケトアシドーシスと呼ばれる状態に急速に進行することがあります。 ほとんどの細胞はインスリンなしでは血液中の糖を使うことができません。細胞は生きるためにエネルギーが必要なので、エネルギーを得るために予備のメカニズムに切り替えます。 つまり脂肪細胞が分解しはじめ、ケトンという化合物を産生します(ケトアシドーシス)。 糖尿病性ケトアシドーシスの最初の症状は、激しいのどの渇きと頻尿、体重の減少、吐き気、嘔吐、疲労で、特に小児では腹痛を起こします。血液の酸性度を修正しようと、 呼吸は深く速くなる傾向があります(酸塩基平衡)。吐く息にケトンが漏れ出てマニキュアの除光液のようなにおいがします。 治療しなければ糖尿病性ケトアシドーシスが進行して、数時間のうちに昏睡に陥ったり死に至るおそれがあります。

2型:

2型糖尿病の人では、診断されるまで数年から数十年にわたり症状が現れないか、あってもごく軽い症状です。排尿の増加とのどの渇きは初めは軽度ですが、 数週間あるいは数カ月を過ぎると徐々に悪化します。やがて強い疲労を感じるようになり、眼のかすみと脱水が進行します。

2型糖尿病の人はインスリンをつくっているのでケトアシドーシスは通常発症しません。しかし、血糖値はきわめて高くなります(しばしば1000mg/dLを超えます)。 このような高い値は感染症、薬の使用などのストレスが重なった場合に起こります。血糖値が非常に高いと重度の脱水症に陥り、精神錯乱、眠気、発作など、 非ケトン性高血糖性高浸透圧性昏睡と呼ばれる状態を引き起こします。